むじん図書室

オススメの本、映画、音楽、ときどき日常のことなどを語る部屋です。不定期に出没します。

【映画】ふり袖太平記

1956年公開の映画「ふり袖太平記」を観ました。

美空ひばりさん、大川橋蔵さん出演の時代劇。
本編が始まる前に、東映の波ザッパーンの映像が流れました。
それだけでも興奮するぅ…!

物語の舞台は、安房(今の千葉県)の館山。
悪い奴らが、密偵や女賊を使って、旗本である菅谷家の失脚と家宝の手鏡強奪をもくろみ、
挙げ句の果てには、一人娘の小浪を罠にはめます。
振袖を脱ぎ、男装して出奔する小浪。
それを追いかけて守るのは、乳兄弟の新太郎。
果たして、新太郎は小浪を救い出すことができるのか!
そして、手鏡が表す10万両のありかとは!

最初は兄妹のように、仲むつまじく浜辺で戯れている2人が、徐々に思慕の関係に変わっていくのが胸キュンでした。

美空ひばりさんは唄うときには低音ですが、
演技になると、甘ったるい可愛い声になるのが良いですね。
大川橋蔵さんも若々しい美少年で。
でも太刀さばきは素晴らしく、さすが!のひとこと。
惚れ惚れしてしまいました。

少しあらすじが難しかったのですが。
笑いあり、アクションあり、ラブあり、で。
飽きずに観ることができました。

最後はハッピーエンドの大団円なので、
気持ちも晴れやかになりました。

歌手としての大御所の美空ひばりさんしか知らなかったので、若いおきゃんな演技が新鮮でした。
当時は、二大スター共演で、さぞかし盛り上がったでしょうね。